上の階から聞こえる足音の対策が難しい理由

防音豆知識!上の階から聞こえる足音の対策が難しい理由

こんにちは、リブグラフィです!

私自身も経験があるのですが、上の階からバタバタと足音が聞こえてくることってありますよね。ある程度なら仕方がないですが、毎日ドタバタと聞こえてくるとストレスも溜まり、どうにか対策をしたいと思うものです・・・

リブグラフィにもこういうお悩みを持った方から吸音材で対策が出来ますか?とよくご質問をいただきます。

そのご質問に対し、吸音材では難しく対策が出来かねます。と大変申し訳ないのですが、いつもこのようにご回答しております。

なので今日は、上階から聞こえる足音の対策が難しい理由についてお話いたします。

上の階から聞こえる足音の対策が難しい理由

音の伝わり方

まず音は振動の伝わり方により「空気伝搬音」「固体伝搬音」に区別されます。

空気伝搬音」とはテレビ等の音源から放出された音が空気中を伝わって聞こえる音で、音源から遠く離れたり、壁や塀など遮るものがたくさんあるほど、音は小さくなります。

(例)人の声や動物・虫などの鳴き声、楽器の音、テレビやラジオなどのスピーカーから出る音、など。(耳に直接的に届いている音を指す)

固体伝搬音」とは建物の構造体である床や壁などに振動や衝撃などが伝わって、空気中に放射する音です。 空気伝搬音よりも伝わりやすく、エネルギーの減退も少ないため、より遠くの場所にまで伝わることがあります。

(例)上階からの歩行音、上階で物を落とした音、上階でドアを閉める音、上階で洗濯機が動いている音、壁や床などの中の水道管内の水の流れる音、など(直接ではなく壁などを伝って間接的に聞こえる音を指す)

 

足音の対策

上階で足音をドンドン!と鳴らすと、その振動が床や柱に伝わり、下の階の天井や柱に伝わって行きます。(固体伝搬音)

吸音材ではこの個体伝搬音の対策が難しく、対策をしようと思うと上階から伝わってくる振動を抑える為に天井や壁に制振材を貼る必要があります。出来るだけ沢山必要があるのでなかなか難しい対策になるのではないでしょうか。

 

防音は音の種類や防音したい場所の環境によって適した材料や方法があります。難しい部分も多いと思いますのでご質問等あればお気軽にお問合せ下さいね😊

ではまた!

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