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自宅で試せる反響音対策

自宅で試せる反響音対策

「吸音材」を使って 配信音質をアップ!

自宅でのライブ配信や録音などの収録環境では、反響が少ない「デッド」な音環境が望ましいとされています。何故、「デッド」な音環境が望ましいのでしょうか?宅録やライブ配信をしている人、またこれから始めたい人にも役立つ、吸音材を使った反響音対策について解説します!

反響対策で考えるべき「残響時間」とは?

「残響時間」とは、室内で音が止まってから反響がどの程度響くかの指標のことです。この残響時間は、部屋の用途や大きさによって最適な時間が異なります。例えば、500㎥程の大きな音楽ホールであれば最適残響時間は0.8秒程、6畳(約24㎥)の部屋でリハーサルを行う場合は0.4秒程が最適となります。レコーディングスタジオなど、本格的な録音などを行う場合は0.34秒程が最適な残響時間となります。

残響時間が短い空間の方が宅録・ライブ配信に適している!

  • 残響時間が長い空間

    ・音がぼやけてしまう
    ・残った音の響きがノイズとして入る
    ※シアタールームで臨場感を優先する場合など、反響を残した方が良い場合もあります。

  • 残響時間が短い空間

    ・音がシャープに
    ・ノイズの発生を抑えられる

自宅でできる収録環境での反響音改善方法

では、収録環境に適した「残響時間」はどれくらいでしょうか。前述のとおり、プロのレコーディングで使用されるような収録環境であれば、約0.34~0.4秒程が最適な残響時間とされています。しかし、自宅をスタジオのように改修しようと思うと、お金も手間もかなりかかってしまいます…ここでは、自宅でも手軽に導入できる、効率的な反響対策のやり方についてご紹介。是非ご参考ください!

  • 宅録・ライブ配信で求められる残響時間の目安

    6畳の部屋を例にとって説明すると、何もない空間では0.9秒ほどの残響時間が発生します。ここに、部屋面積あたりの吸音率が高い吸音材を壁全体の10~30%程度貼ることで0.5~0.6秒程度まで下がり、反響音の低減効果が表れ始めます。

    後は自分の目指す収録環境に合わせて、吸音材の数を増やしたりといった微調整をしていきます。録りたい音や理想の音質によって必要な吸音材の数は変ってくるので、一概に「この数で完璧」という答えは出せませんが、前述した壁全体の10~30%は反響音対策の一つの基準となりますので、この値を参考に反響対策してみてください!

  • 薄くて硬い吸音ボードやパネル

    高周波に有効。中低周波にはいまいち。

  • 厚みがありクッション性のある吸音パネル

    中低周波にも有効。収録環境での対策に使われる。

収録環境では、中低周波(500hz帯)の音を吸収することができるかどうかが重要です。中低周波音を対策するには、十分な厚みとクッション性のある吸音材が望ましいです。薄いフェルトボードや硬質な吸音パネルだと、高周波の音では効果を出すことができますが、収録環境での反響対策としては部屋全体に貼付、設置しても不十分な効果になってしまいます。

宅録やライブ配信で反響対策する時は、中低周波 (500hz帯)の吸音率が50%以上の吸音材を選ぶ!

吸音材を選ぶときは、どこの周波音帯(hz)でどれだけ効果を出せるのかをチェック!中低周波(500hz帯)の吸音率が50%以上の吸音材であれば、部屋の半分程に貼付、設置すれば収録環境に適した残響時間にすることができます。

反響改善、収録環境整備に使えるオススメ商品

最後に、宅録・ライブ配信で使えるリブグラフィのオススメ吸音アイテムをご紹介します!自宅でライブ配信してみたい、また現在活動中の配信者様も、反響音でお悩みなら是非チェックしてみてください!

ゲーミング吸音材 OTTO PLAY

おしゃれにかっこよく吸音対策
難しい専門用語も多く、身近な製品とは言い難い吸音材。そんなお客様の声にお応えし、エントリーモデルとして開発された吸音材がこのOTTO PLAY(オットー・プレイ)シリーズです。配信部屋の初期投資として、おしゃれに演出しながら吸音効果もしっかりしたい、という方におすすめの商品です。

TRANQORD吸音パーテーション

スタンド型吸音パネルの代用として
スタンド型の吸音パネルのように使うことができます。また、製品全面で吸音可能なので、周りを囲むように置くことで通常のスタンド型吸音パネルよりも高い効果を出すことができます。

使わない時は簡単に収納可能
組み立て式でかつ軽量なので、使わない時は解体して収納可能です。スペースを取らないので、手軽に導入できます。

インテリア吸音材 OTTO R

工事なしでお部屋を吸音仕様に
両面テープで壁に貼るだけなので工事が必要ありません。また、両面テープは剥がし跡が残りにくい貼って剥がせる両面テープなので賃貸住宅でも安心して使えます。

壁面装飾としてもおしゃれに使える豊富なカラー
柔らかなフェルト生地と落ち着いたカラーで、配信中に映り込んでもインテリアとしておしゃれに演出できます。自分の好きな組み合わせで貼り付けて、オリジナリティを出すこともできます。

吸音?遮音?防音対策の違いについて動画でも解説しています